徒然日記その191. マスゴミの悪影響 [その1] (8/4)

 

 いまさらであるけど、悪いマスコミ---私はマスゴミと呼んでいる---について、いくつか書いてみたいと思う。今回はテレビ番組についてだ。

 私はあまりテレビを見ない。正確に言うと見なくなった。くだらないからである。バラエティ番組もお笑い番組も低俗で低レベルの笑いで満ちている。私はそんな物を見ても楽しくないし笑えないのである。そもそもタレントというのは「才能」という意味の英語であるはずなんだが、テレビタレントには一体どんな才能があるというのだろうか。「才能」を使った「芸」はそこには無く、あるのはドタバタでありイジメである(タレントに無茶なことをさせるのはイジメであると思う)。

 こういうテレビ番組が、小さい頃から毎日テレビを見ている子供に悪影響を及ぼすのは当然である。ところが番組を制作する側(放送局やプロデューサーや放送作家や出演するタレントなどなど)には、責任感やポリシーなど微塵も感じられないのである。ある人気タレントの言いぐさに私は腹が立った。そのタレントは本も売れたしレギュラー番組も多く長者番付にものる。「たかだか数十分のテレビ番組の影響より家庭の影響のがずっと大きいだろ」である。マスゴミの無責任さが実によく出ているセリフではないか。

 もちろん家庭の影響も無視できないが、乱暴な言い方をすれば、マスゴミが少年事件を作り出してそのマスゴミが少年事件を大騒ぎして報道するという一種の自給自足ができあがっているんじゃないか。ニュース番組にしてもそうである。夜10時からやっている某番組はひどい内容である。あの内容を無批判に受け入れる視聴者がいると思うと恐ろしい(どこがどういう風にひどいか分からない人はインターネットで色々検索してみるといい)。夜11時からの某番組もかなり悪辣である。まあ、その悪辣ぶりを見るのは興味深いから毎晩みているんだけど(「バラエティー番組」としてね)。


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