徒然日記その202. 通知表はどうなっちゃたの?? (12/29)

 

 冬休みである。塾生たちは通知表をもらってきた。今回の中3の通知表は、「絶対評価となって初めて、受験に使われる評定」がのっているから興味深い。(中3の2学期の成績は私立高校の推薦入試に使われるのだ)

 どのような点に興味があるかというと、相対評価の時と違って5・4・3・2・1の比率,つまり人数が決まっていないので、どうつけてくるかという点である。要するに私立推薦組の成績をあからさまにアップさせてくるかという点が注目されるのである。

 結果から書くと、やっぱりあからさまだった。私立推薦組の塾生は最高6のアップである。2学期の実力・中間・期末試験の成績は1学期とほとんど変わっていないのに、である。実技の1がいきなり3になっているのも不自然だ。

 私立高校の推薦入試の場合、私立高校側から「これくらいの内申点なら推薦してもらっていい」という具体的数値が中学校側に内示されているはずだけど、こんな通知表の付け方をしていてはその数値の意味がなくなってしまう。私立高校側はたまったものではないだろう。4月からの授業が成り立たなくなるんじゃなかろうか。次年度の推薦入試で、私立高校はどういう対応をとるであろうか?


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