徒然日記その220. もうすぐ高校入試  (1/7)

 

 2005年が始まった。毎年のことだけれど、年が明けたと思ったら中3はすぐに学年末試験である。学年末試験が済んだらすぐに保護者会(面談)があって公立高校の受験校を決めなくてはならない。

 さてさて愛知県の高校入試、今年はどうなるだろうか。私は予言者ではないから、そんなこと終わってみないと分からないのだが、皆さんよりも少しばかり経験はあるので少し予想じみたことを書いてみたい。

(予想その1)公立ダブル落ちは?

昨年は、絶対評価の通知表となってからの最初の高校入試であった。絶対評価は従来の相対評価よりも評点が高く出る傾向がある。この点を理解せずに自分の実力を過信して失敗した受験生が目立った。今年は、昨年の合否追跡情報があるので極端な公立ダブル落ちは減るだろう。が、受験生の流れの核となる上位校の中で定員削減となるところがある。その高校と、組み合わせられる高校は要注意と言えるだろう。

(予想その2)地域格差がはっきりしてくる?

通知表が絶対評価になったことと学力試験の得点を1.5倍換算する高校があることで、いわゆる内申点秀才は上位校に合格することが難しくなってくるはずである。この傾向は昨年すでに見られたが、それがよりはっきりすると思う。つまり、いわゆるトップ校に一人も合格しない地域や中学校がはっきりしてくるということである。

(予想その3)出題内容は?

出題傾向は昨年と同様だと思う。いちばん差がつくのは数学だろう。一筋縄ではいかない問題が必ず混じるだろう。捨てる問題と拾う問題を見極めて時間を上手に使った者が勝つ。当たり前といえば当たり前であるが。英語の放送問題は、ナチュラルスピードになっている。つまり、ネイティブスピーカー本来の速さである。訓練しておかないと「速くて聞き取れなかった」なんて泣きを見ることになるかも知れない。準備は十分に。

 今からの頑張り次第で、結果はいくらでも変えられる。自分ができることを精一杯頑張った受験生に、受験の神様は微笑んでくれるだろう。受験生の諸君、頑張ってください。


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