徒然日記その263. 最近の中学校 テスト範囲はいつ終わる?  (11/17)

 

中学校のテストには範囲がある。この範囲は、テストの1週間前(早い中学校では2週間前)にプリントにして配られる。では、その出題範囲の授業はいつ終わるのかというと、多くの場合テスト前日なのである。

前々から思っているのだが、これヘンではないのか。テスト前日に習った部分はいつ復習して定着させるのだろうか。常日頃、「一夜漬け勉強はいけません」と言いながら、一夜漬け勉強しなければならない状況を作り出しているのは中学校の先生自身なのである。

これと関連して。よくあるのが、「授業が遅れてテスト範囲が終わりそうにないから、進んでいる他の教科の時間を譲ってもらって授業をやります」というものだ。テストの日程は前もってわかっているのだし、それまでの授業時間数や学校行事も前もって分かっているはずである。それなのに「授業が遅れてテスト範囲が終わりそうにない」というのは中学校の先生の怠慢なのではないだろうか。つまり計画性なく授業をすすめているのではないかということ。授業とは関係ない雑談ばかりして入試までに教科書を終われなかった社会科教師もいた。一体何を考えているのだろうか。塾でそんなことをやっていたらすぐにクビである。

中学校は別世界なのかも知れないが、この別世界であることは果たして良いことなのであろうか。公立の中学校や小学校の教師には「甘え」があるのではないかと思っている。この「甘え」が、生徒の自殺の原因となったりしているのではないだろうか。ミスや不祥事を隠そうとするのにも呆れるばかりだ。民間企業でそんなことを繰り返したら雪印などのように倒産しているはずである。そういう緊張感の無い世界が、公立の中学校や小学校そのものなのかも知れない。


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