徒然日記その322. 公立高校入試 最後の単元からも  (2/19) 

 

 前回の続きである。新型インフルエンザは落ち着いたようだけど、大流行した2学期の学級閉鎖や学年閉鎖が響いたのか、例年よりも中学校の授業進度はかなり遅いようだ。つまり教科書を終わっていない教科がけっこうある。ただでさえ入試までに「積み残し」があるのに、今年はそれに輪をかけている。

 さて、入試では教科書終盤は出題されないのだろうか。「出ないから大丈夫だよ」なんて言われた中学校もあるらしいけど、三平方の定理の利用(数学)とか関係代名詞(英語)とか国連機関(公民)とか生物のつながり(理科)とか漢詩(国語)とか、入試でしょっちゅう出題されていると思うのだが。 

 例えば英語。「ニューホライズン3年」でいうとLet's Read 3 のp.81に出てくる熟語「one after another(次々と)」が21年のAグループで出題されている。この単元は教科書のまさに最後の単元だ。授業でやらない中学校も少なくないと思う。でも出題されるわけだ。出題範囲は「教科書全部」なのだから文句は言えない。全部をきちんと勉強しないといけないのだ。今回の入試は理科の移行措置教材からも出題されるらしいし、まじめに勉強した人が高得点できるだろう。


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