2008Aグループ用(「植物のからだのつくり」と「気象」の問題を追加) 2008.3.12.16:00訂正

理  科


第1分野)

化学の単元

1.酸化・還元

  酸化銀を試験管に入れて加熱した。

  問1 黒色の酸化銀はどのように変化するか。

  問2 この物質は何か。

  問3 試験管の口から火のついた線香を入れた。どうなるか。

  問4 この実験の変化を、化学反応式であらわせ。

  問5 この実験のように、1種類の物質が2種類以上にわかれることをなんというか。

 

解答と解説)

  問1 白くなる。

  問2 銀

  問3 炎をあげて燃える。

  問4 2Ag2O  → 4Ag + O2

  問5 分解 

 

2.熱分解

炭酸水素ナトリウムを加熱した。

  問1 発生する気体は何か。

  問2 この気体を確かめる方法をのべよ。

  問3 試験管内に残った白色の物質は何か。

  問4 この白色の物質を確かめる方法をのべよ。

  問5 発生する液体は何か。

  問6 この液体を確かめる方法をのべよ。

 

解答と解説)

  問1 二酸化炭素

  問2 石灰水に通すと白くにごる。

  問3 炭酸ナトリウム

  問4 フェノールフタレイン液が赤くなる。

  問5 水

  問6 塩化コバルト紙が赤くなる。

 

3.電気分解

水を電気分解した。

  問1 水に水酸化ナトリウムを溶かす目的をのべよ。

  問2 陽極(+極)から発生する気体は何か。

  問3 陰極(−極)から発生する気体は何か。

  問4 気体が多く発生するのは、陽極か陰極か。

  問5 この実験の変化を、化学反応式であらわせ。

 

解答と解説) 

  問1 電流を流しやすくするために。

  問2 酸素

  問3 水素

  問4 陰極(水素が2倍多く発生する)

  問5 2H2O  → 2H2 + O2

 


物理の単元

1.音の性質

  

上図は、異なる音叉(おんさ)をいろいろな強さでたたいてオシロスコープで調べたものである。

  問1 振動数の最も多いものを選べ。

  問2 問1の音は、他と比べてどんな音に聞こえるか。

  問3 振幅の最も小さいものを選べ。

  問4 問3の音は、他と比べてどんな音に聞こえるか。

 

解答と解説)

  問1 D (波の数が一番多いものを選ぶ)

  問2 高い音に聞こえる。

  問3 C

  問4 小さい音に聞こえる。

 

2.電磁誘導

 

上図のように、コイルAとコイルBをならべ、スイッチCを閉じて電流を流した時、検流計の針は+側にふれてから0にもどった。

  問1 この時コイルAが点Dに作った磁界の向きは、ア〜エのどれか。

  問2 スイッチCを閉じて電流を流したまま、コイルAをコイルBに急に近づけてから止めた。

     この時、検流計の針はどのように動くか。

  問3 検流計の針が動く理由を「磁界」「強さ」の言葉を使って説明せよ。

 

解答と解説)

  問1 イ

  問2 +側にふれてから0にもどる。

  問3 磁界の強さが変化して、電磁誘導が起こって誘導電流が流れたから。

  


第2分野) 

地学の単元

1.金星と火星の見え方

ある晴れた日の夕方、天体望遠鏡で金星と火星を観察した。金星は西の空に、火星は東の空にあった。

  問1 西の空にあった金星はすぐに沈んで見えなくなったが、火星はほぼ一晩じゅう見ることができた。

     これはなぜか。「公転」という言葉を使って書け。  

  問2 天体望遠鏡の視野に、図のように金星が見えている。

     金星を視野の中心にもっていくには、天体望遠鏡をどちらに動かしたらよいか。

    

  問3 金星と火星の観察を続けたら、金星は満ち欠けをするが火星はほとんど満ち欠けしないことがわかった。

     金星は満ち欠けをするが火星はほとんど満ち欠けしない理由を「公転」という言葉を使って書け。

 

解答と解説)

  問1 金星は地球の内側を公転しているが、火星は地球の外側を公転しているから。

     (金星が内惑星で、火星が外惑星であることを述べればよい。

      同じ理由で、水星は金星と同じように見え、木星や土星は火星と同じように見える)

  問2 天体望遠鏡を左に動かす。図を見ると、金星を視野の中心にもっていくには望遠鏡を右に動かすといいように見えるが、

     天体望遠鏡は顕微鏡と同じく上下左右が逆に見えているので、左に動かすとよい。

  問3 金星は地球の内側を公転しているが、火星は地球の外側を公転しているから。

     (内惑星は満ち欠けして見え、外惑星はほとんど満ち欠けしない。

      同じ理由で、水星は満ち欠けして見え、木星や土星はほとんど満ち欠けしない)

 

2.火成岩・堆積岩の分類

上図は、火成岩や堆積岩をスケッチしたものである。

  問1 A〜Dのうち、堆積岩はどれか。理由とともに答えよ。

  問2 火成岩は何が冷えて固まったものか。

  問3 Aには、図のように大きなつぶaとそのまわりの粒のよく見えないbの部分があった。それぞれ何というか。

  問4 Aのようなつくりをなんというか。

  問5 Bのようなつくりをなんというか。

  問6 カコウ岩は、どのようにできたか。「場所」「冷えて」の言葉を使って説明せよ。

  問7 Cにはフズリナの化石が含まれていたので(   )代の層であるとわかった。

     (   )に適する語を漢字2文字で書け。

     また、フズリナのように地層が堆積した年代を示す化石を何というか。

  問8 Cにうすい塩酸をかけたら気体が発生した。

     この気体はなにか。このことからCは何という岩石とわかるか。

  問9 Bは何という岩石か。また、そう判断した理由は何か。  2008.3.12.16:00訂正

  問9 は何という岩石か。また、そう判断した理由は何か。

 

解答と解説)

  問1 CとD。理由:つぶが丸いから。(化石が含まれているから)

  問2 マグマ

  問3 a:斑晶  b:石基

  問4 斑状組織

  問5 等粒状組織

  問6 マグマが、地下の深い場所でゆっくり冷えて固まってできた。

  問7 (古生) 示準化石

  問8 二酸化炭素 石灰石

  問9 砂岩 粒の大きさが1mm前後だから。(れき岩は粒の大きさが2mm以上、泥岩は0.06mm以下。)

 

3.気象

上の図は、ある場所を前線が通過した時の気温・気圧・露点を観測した記録である。

  問1 気温の変化をあらわすのはA〜Cのどれか。

  問2 前線が通過したのは何時ごろか。また、通過した前線は何か。

  問3 前線が通過したあと、この場所にはどのような空気が流れ込んだか。 

 

解答と解説)

  問1 A

  問2 15時ごろ、寒冷前線(気温が下がって風向が大きく変わっている)

  問3 冷たくて乾いた空気(寒冷前線通過後には寒気が流れ込む。天気が回復するから、空気は乾いている。)

 

生物の単元

1.ひとのからだ(神経系)

熱い物に触れると、「熱い」という意識が生まれる前に手をひっこめる。

  問1 このような意識しない反応を何というか。

  問2 この反応に関係しないのは何か。

 

解答と解説)

  問1 反射

  問2 大脳

 

2.ひとのからだ(消化)

消化液と、それがはたらく栄養素を確認しておきましょう。こちらにまとめがあります。

 

3.植物のからだのつくり

 上図は、葉の断面を模式的に示したものである。

  問1 A〜Dの名称をそれぞれ書け。

  問2 Dを出入りする気体を3つ書け。

  問3 植物の体内の水を気体にしてDから出すはたらきを何というか。

解答と解説)

  問1 A 道管  B 葉脈(葉の維管束を葉脈という) C 師管  D 気孔

  問2 酸素、二酸化炭素、水蒸気

  問3 蒸散