徒然日記その217. 愛知県の高校受験 内申点秀才は…  (12/9)

 

 一昨年(2003年3月)、愛知県の高校入試問題は、それまでのワンパターン&超簡単から、それなりのレベルに変わった。つまり従来より難化したのであるが、これは従来と較べて、ということであって、全国レベルで見てようやく恥ずかしくないレベルになったにすぎないと思うのだ。

 ところが受験生たちはそうではなかったようで、例えば2003年3月のAグループ最難関校の数学の平均点は前年の9.3点から7.4点に下がったそうである(10.0点満点/某予備校の新聞広告より)。

 つまり、最難関校の受験生といえども、難化した問題に対応できなかったのである。要するに過去の問題パターンでしか点が取れなかったということである。少しくらいひねられたって時間内に解法を思いついて答えを出せるのが真の実力というものであって、最難関校の生徒に相応しいレベルだと思うぞ。

 そして気になる点がひとつ。本来なら真の実力をつけられる素質を持った受験生が、「勉強とはワンパターン問題の答えを手っ取り早く出すものだよ」という低レベルの指導を受けてしまって、全然伸びなくなってしまっているのではないかということ。これは不幸である。もっと言えば国家にとっての損失である(長い目で見てね)。

 もうひとつ。合否追跡データを眺めていると、内申点は余裕で合格ゾーンにありながら不合格となっている受験生が目立つ。その逆も。いわゆる「内申点秀才」は、愛知県の公立高校入試でも通用しなくなってきたということか。これはよい傾向かも知れないが、じゃあ、真の実力をつけるような指導をしてくれる塾や予備校がどれほどあるというのだろうか。入試問題が難化したとて、内申点だけじゃなくてテストのできが重要になったとて、結局はトコロテン(玉突き)が繰り返されるだけで、愛知県の高校受験生のレベルアップにはつながらないんじゃないかと危惧する今日この頃である。あ〜あ。


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