徒然日記その236. 名文にいちゃもんをつけるマスゴミ  (6/24)

 

 今回は、少し前に話題となってしまった青山学院高等部の英語入試問題について書こう。ことの経緯はここにある→→琉球新報。他の新聞やテレビニュースでも同じだったのだが、不思議だったのは、物議を醸した問題文そのものがまったく出てこなかったことである。その文章、インターネットを探し回ってようやく見つけた。ここにあります→→英語問題全文(pdfファイル)。批判された文章は4ページのIV番である。是非原文を読んでみて欲しい。(訳はココで見つけました:このblogには、色々な方からのコメントもあるので一読をおすすめします)

 さて、私は原文を読んでみたのだけれど、とくに問題ないと思うのだ。というより、よく書けている名文であるとさえ思う(某県公立高校の「低次元でくだらない」英文とは雲泥の差だとも思ってしまった)。

 ことの顛末を追跡取材したテレビ番組によると(追跡取材したのはこの一局のみ)、ことの起こりは那覇市議会議員が息子の受験勉強の過程でこの問題文を見付けたことらしい。それを人づてに聞きつけた新聞記者が記事にしたそうである。私が驚いたのは、当事者のひめゆり部隊関係者は問題の全文(和訳)を読まないままにあの抗議記者会見を開いたということである。

 ここからは私の想像であるが、マスゴミが、怒りを増大させるべく都合のいい部分だけをことさら大げさにひめゆり部隊関係者に伝えたんじゃないのか?全文を読みもしないで抗議記者会見を開いた関係者にも驚くが、マスゴミがあらかじめ記者会見をセッティングしておいたということも考えられる。関係者が全文を検討する時間を与えないためにね。

 いずれにしても、あいかわらずマスゴミはやってくれる。ちきんと全文を紹介して、ことの顛末までちきんと報道するのが努めじゃないのかね?都合のいい部分だけを大げさに取り上げて騒ぎを起こすのが自分たちの仕事だと思っているのか?

 

*当事者のひめゆり部隊関係者はその後、全文(和訳)を読んで内容に納得し、青山学院高等部と和解したそうである。


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