徒然日記その256. ボクシングの亀田はカッコイイ!?  (8/7)

 

世間を騒がせているボクシングの世界タイトルマッチについて私も書こう。マスコミやらネットやらで試合の結果に批判や疑問が巻き起こっているが、とりあえずそのことには触れない。私が書きたいのは、亀田興毅選手の態度についてである。

ボクシングは格闘技である。格闘技なのだからリング上で闘志をむき出しにして戦うのはオッケーだ。相手を睨みつけるのだって闘志のあらわれ。だからこれもオッケー。では、リングの外はどうだろうか。私はいささか呆れてテレビニュースを見ていたのだが、あの態度はなんなのか。ハンバーガーを食べながら調印し、対戦相手にキューピー人形をプレゼント。日頃のビッグマウスぶりも鼻につくが、もうそういう次元の問題ではない。はるばるベネズエラからやってきたランキング1位の実績あるボクサーが相手なのだ。頭を下げるのが本当である。

そして、私が一番呆れたのは、周りの大人達に対してである。あきれた行動を叱る大人がだれ一人いないのだ。父親までいっしょになってあきれた行動である。マスゴミ(この場合はTBS)に踊らされているのは明らかなのだが、これでは青少年に対して悪い影響しかない。実際、亀田興毅の言動が「カッコイイ」という中学生は思いの外多いのである。(あなたのお子さんに聞いてみるといい。半数近くが「カッコイイ」と答えるのだ。)

中学生諸君!人間の基本は礼儀である。これはどんなに強くてもどんなに賢くても変わらないことである。敬語も使えない19歳の世界チャンピオンなど少しもかっこよくないぞ!!「本当のかっこよさ」というものを考えてみよう。

 

ビッグマウス:実績や結果を残していないうちから、それらが可能であると大口をたたくこと。


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