愛知県の複合選抜入試 2008.11.8.更新
愛知県の複合選抜入試制度とは?
平成元年から実施された「複合選抜制度」は、次のような狙いで実施されました。
*受験機会の複数化 *学校選択の自由度の拡大 *推薦入試の導入による学校選択尺度の多元化しかし実際には色々な問題が新たに指摘されるようになりました。まず受験機会が増えても定員枠が増えるわけではないので、その結果、単に志望倍率が高くなってしまいました。また、受験回数が増えるので、入試期間が長くなりました。私立高校の入試が始まる2月初旬から公立高校一般入試の3月半ばまでおよそ一ヶ月半が入試期間になってしまい、中学3年生の3学期は受験指導だけになってしまっているところが少なくありません。
また、群・グループの関係から、本当に自由に受験校を選択できるわけではありません。通学のことを考えると、地域によっては適当な併願校が無い場合もでてきます。また、推薦入試も実際には一般入試で十分上位で合格できる生徒ばかりが集まってしまい、本来の狙い「選択尺度の自由化」が達成されているとは言い難いものです。
(平成19年度から、一部の高校が1・2群共通校となりました。これにより、受験可能な組み合わせが増えました。)
いずれにしても、「選抜」試験である以上、志望校に合格するための力をつけることが必要です。複合選抜制度を良く理解して、志望校合格を目指しましょう。
*複合選抜制度の詳しい説明は、愛知県教育委員会のホームページにあります。*入試の実際はこのページにまとめてあります。
*また、群・グループ分けはこのページにまとめてあります。
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